LINEをゲットするまで

やり取りは順調に進んでいる。愛ちゃんとは3週間程、H.Kさんとは数日のやり取りだ。H.Kさんからもちゃんと返信があり、ホッとした。

「としおさん、メッセージありがとうございます！私はひなって名前です。そうですねー、ショッピングや映画見るのが好きですよ。実はアニメなんかも見たりします。」

ショッピングや映画は、女性だったら好きな子が多いから納得。でもアニメ好きは少ないからこれは嬉しい。と言っても自分もそんなに見るわけではないけど、そこから話が広げられるかもしれないし。ひなちゃんとも他愛のない話が続いていた。

愛ちゃんとも毎日のやり取りが当たり前になってきたある日、

「今日は職場の飲み会があるので、返信遅くなると思います。また終わったら返すね。」と送っておく。

飲み会の最中、Omiaiのお知らせが届いたのが見え、気分が高揚する。早く見たいけど、見るのは飲み会が終わってからだ。程よく酔っぱらって23時頃に解散となり、ホテルへと戻った。

早速愛ちゃんからのメッセージを見る。

「飲み会お疲れさまです。楽しんできてくださいねー☆返信はいつでもいいですよ。」

と、やり取りしてる内容とともに、こんな言葉も添えられていた。

酔っぱらった勢いと、もうすぐやり取り開始から1ヵ月になろうとしていることから、思い切って次のように返信した。

「愛ちゃん、飲み会終わったよー。結構酔っぱらってる（笑）楽しかったし良い気分だよ。ところで愛ちゃん、良かったらLINEでやり取りしませんか？そっちのほうがスタンプとか使えて楽だし、どうでしょう？自分のIDは、XXXX-XXXです。」

これでようやく次のステップに進める。その日はもう遅かったこともあり、返信は無かった。

次の日も。

その次の日も。