愛ちゃんとデート②
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いた!
写真で見た姿と同じ!写真よりも可愛く見えるほどだった。率直な感想として、とにかく可愛らしく見えた。
批判覚悟で言うが、男女ともやはり外見は20歳前後が一番輝いているんだろう(渋さとか美しいとか抜きで)。そんな自分はもちろんとっくにピークは過ぎているが・・・
車から降りて、愛ちゃんへ手を振る。すると向こうもこちらへ気付いたようだ。
「愛ちゃん、はじめまして。としおです。」
「お待たせしました!よろしくお願いしますね。」
はじける笑顔にこちらも思わず顔がほころんでしまう。
「じゃあ早速行きましょうか。車乗ってください。」
愛ちゃんは免許を取ってまだ2年程度ということで、最近はあまり遠出をしていないということだったが、わくわくしているのが伝わってきて嬉しかった。そして車を高速のICへと走らす。
「わわっ!高速乗るんですか?ドコに行くんだろう?なんかテンション上がります!」
1つ1つの反応が嬉しい。
「もうバラしちゃってもいいかな。ナビに入ってるからバレるだろうし(笑)今から〇〇水族館へ行くよ!」
「〇〇水族館ですか~小学生の頃に行ったきりだから、楽しみです♬」
LINEで毎日やり取りしていたのに、話題は尽きない。水族館までの道のりはそこそこ時間がかかったはずなのに、あっという間に着いた感覚だった。
私自身は初めて行く水族館だったが、ある程度の下調べはしてあるので大丈夫なはず。デートという懐かしさに酔いしれながら、一緒に水族館へと入っていった。