2回目のデート
2回目のデートは良くも悪くも全然緊張していなかった。集合時間も場所も前回と同じ、意気揚々と車を走らせる。そして今回もコンビニでドリンクを2人分買い、集合時間少し前に到着する。
愛ちゃんは集合時間ぴったりにやってきた。こちらが手を挙げて呼ぶと、愛ちゃんもそれに応えてくれた。
「おはようございます!今日もイイ天気で良かったですね。」
「おはよう!暑いくらいだけど最高だね。さあ、車乗って。涼しいよ^^」
そうして今日もまた高速道路を目指す。
「わ~また高速乗るんですね。今日はどこへ行くのかなー?」
「今日はね、隣の県の〇〇へ行くよ。愛ちゃんもアニメとかゲーム好きでしょ?だから一緒に行ってみたいと思って。」
「〇〇ですか!実は最近行ってないので、行ってみたいなーって思ってたんですよ。」
やった、行き場所は気に入ってくれたみたいだ。目的地までは大体1時間から1時間半といったところか。
その道中、いや、車に乗ってからずっと愛ちゃんはスマホを触っていた。単にメールをしているという風でも無かったので、
「愛ちゃん、何かハマってるゲームがあるの?」
とおもむろに聞いてみた。
「実はポケモンGOやり始めまして。なんかハマっちゃいました(笑)でも高速上だとなかなかいないですね~。でもやれることもあるんですよ。」
なるほど、ポケモンGOか。
確かに巷で一気に流行りだし、今や日本全国ブームのようだった。私はポケモンにハマらなかったので、全然中身は知らない。もちろんピカチュウとかは知ってるが^^;;