愛ちゃんとデート④
「楽しかったね。お腹空いてない?」
近場でランチができるところも調査済みだ。
「久々でしたけど楽しかったです。うーん、あんまりお腹空いてないですね~」
あらら、予定か狂ってしまうけど仕方ない。
「じゃあ移動したところの辺で食べよう!何か食べたいものある?お店いろいろ知ってるから何でもいいよ。」
「それならラーメンがいいです!私、最近ハマってるんですよ。」
ラーメンならかなり知っているのでバッチリだ。内心ホッとする。
それからまた1時間程車を走らせ、隣の市へとやってきた。愛ちゃんもゲームが好きということだったので、ゲーセンへ行ってみる。UFOキャッチャーを見たり、他のゲームを眺める・・・が、プレイする様子はない。
「愛ちゃん、せっかくだし何かやってみない?」
「うーん、それなら・・・太鼓の達人やりましょう!」
リズムゲームは得意だが、太鼓の達人はそんなにやったことはない。それでも一緒にプレイするのは嬉しいのでテンションが上がった。曲は愛ちゃんに選んでもらい、いざプレイ♬
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愛ちゃんもなかなか上手かったが、自分が真面目にやり過ぎたか。得点は圧倒的にこちらが高かった。
「としおさん上手すぎ!私もっとできるんだけどな~。もういいや、あっち行きましょう。」
気を悪くしたかな?いや、そんなことはないはず。それからブラっと見て回るが、他に1つ愛ちゃんがやっただけで、自分は何もやらなかった。厳密にはやりたかったけど1人でやるのもなんだかという感じだったので、止めておいた。
「お腹空きました!ラーメン行きましょう、ラーメン☆」
「そだね、こっから近いからすぐだよ。オススメなトコだから気に入ってくれると思う。」
そうしてようやく、少し遅めの昼飯へと向かうのだった。