違和感の積み重ね
【えみちゃん】
えみちゃんとは前回のやり取りで違和感を持ちつつも、その後は普通にやり取りを続けていた。彼女は20歳と若いが、婚約破棄等もあってか、考え方が大人びている。
お互いの家族のことなど深く話し合ったりしたが、違和感も2度感じている。良くも悪くも自分をしっかり持っていて、ブレない子だな、と思った。
しかし会話が盛り上がることも多く、この日も楽しく会話していた。
「ウチの地元は祭りが盛んだから、私も頑張ってるんです。今年も頑張りました!」
「そうなんだ?こっちも祭りはあって盛り上がるけど、そっちのほうがすごそうだね。」
「大変だけどその一員として活躍できるのは嬉しいかな^^ としおさんのところもお祭りあるんですね。お祭りの雰囲気いいですよね~♬」
「えみちゃん頑張ってるね!ホントまだ会ってないけど、素敵そうだね。祭りの雰囲気はホントいいよね。毎年楽しみにしてる^^」
いつものとおり楽しく会話していた。そんなときに返ってきたLINEに体が固まる。
「素敵そう?そうってなんですか?私、そういう言葉好きじゃありません。~そうって男の人使いますよね。女の人は絶対使いません。」
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ただただ呆然としてしまった。
この違和感。
自分がおかしいのかなんなのか、「~そう」って一般的に使う言葉だと思うんだけど、そんなにおかしいのかな?女の人が絶対使わないっていうのも引っかかる。そんなことないでしょ。
今回の違和感は、これまでよりも大きかった。これまでの違和感があったからこそ、より巨大になっていたのかもしれない。もう返信する気になれない。こうして自分の方からやり取りを止めることにした。