待つというつらさ
昼過ぎだっただろうか、めぐちゃんから返信があった。
「としおさん、昨日はお疲れさまでした。私ばかり話してしまいましたが楽しかったです。仕事頑張ってきますね。」
とりあえずきたことにホッとするが、次回のことは何も書かれていなかった。
その後もこれまでどおりにやり取りは続く。しかし1週間が経った頃、このままでは何の進展も無いと思い、次のデートへと誘ってみた。
「お疲れさまです。今日も寒いね~ (>_<) めぐちゃんの次の休みの予定はどうかな?こちらは土日祝休みなので、都合合えばまたどこか行こう!また教えてね。」
「お疲れさまです。夜勤の時は出勤が億劫になるけど、病棟は快適なのであんまり関係ないですよ(笑)次の休みはまだシフトが決まってないので、また連絡しますね。」
・・・シフトなら仕方がない。気長に待つことにしよう。
ところがそれからしばらく経っても一切連絡はなかった。いや、ちゃんと毎日LINEは来るんだけど、休みの予定については何もなかった。待つだけの立場はつらい。
めぐちゃんはLINE以外にもFacebookをやっていて、そちらもたまに更新している。お互い交換はしているので問題はないが、久しぶりに覗いて見ると・・・紅葉が綺麗という名目で新しい写真が追加されていた。
多分平日の休みに行ったもので親や友達とだろうけど、なんかモヤモヤしてしまう。いかんいかんとは思いつつ、どうも落ち着かない日々が続いていた。