衝撃のカミングアウト
「はい、私の子供です。」
えーっ!聞いてないよ。困惑した表情が出ていたのだろう。
「あれ?言ってませんでしたっけ?」
悪びれた様子もなくEさんは言う。
「う、うん。聞いてなかった。驚いたよ。」
「そうでしたか、ごめんなさい。男の子2人です。」
カップル成立で浮かれていたが一気に現実に引き戻された感じだった。子供が嫌とかそういうのではなく、心構えができていなかったので衝撃的過ぎた。そもそも今回はCさんにおいても、子供のことを真剣に考えなくてはと思い頭を悩ませていたのだ。
しかもCさんは子供が1人だったが、Eさんは2人。Eさんも恐らくいろんな人と会話していたから、誰に子供のことを言ったか忘れていたのかもしれない。
いや、普通そこはプロフィール用紙に書くか、言わなきゃいけない大事なことでしょう。と思いつつも、自分もそこは同じように参加していたのでお互い様だった(;^_^A
むむむむ・・・とはいえここでいきなり決断するのもおかしいので、これからのことは今後考えていくとしよう。
「何歳なんですか?2人とも可愛い顔してますね。」
「6歳と3歳です。ありがとうございます。本当に良かったですか?」
「ええ、実は私もバツイチで子供がいるんですよ。子供は相手が引き取っています。」
「そうだったんですか!?えーっ!じゃあかえって良かったです。」