アラフォーバツイチ子持ち男の婚活奮闘記

アラフォーバツイチ子持ち男の婚活奮闘記

婚活に圧倒的に不利と言われる悪条件を持った男の記録です

午前様デートの結末

そしてどちらからともなく、

「そろそろお開きにしましょうか。」

ということになった。時間は既に0時を回ろうとしていた。

 

外に出ると風は冷たさを増し、体が冷えていく。心は意に反して既に熱を持っていなかった。

「めちゃくちゃ寒いね。めぐちゃん、迎えもうすぐ来る?」

 

お開きになった段階で、めぐちゃんは家族の人に電話をしていた。

 

「もう冬みたいですよね。私こっからそんなに遠くないですし、迎えもうすぐくるはずなので大丈夫です。」

 

それから間もなく、離れたところに1台の車がやってきたのが見えた。

 

「あ、来たみたいです。としおさん、今日はありがとうございました。」

「こちらこそ遅くまでゴメンね。ありがとう、楽しかったよ。またね。」

 

そう言って歩いて行く後姿を見送った。

 

酔いはすっかり覚めていた。今日の最大の目的は達成できたけど、何か満たされないものがあった。でもまだ今日は2回目のデート、結論を出すのには時期尚早だろうし、とりあえず休んでからいろいろ考えてみよう。

 

複雑な気持ちを抱えつつ、思考を巡らせながら、その場を後にした。

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