急展開!結婚と住む場所
「仲良い家族って憧れるよね。ウチもみんな仲良いから気持ち分かるよ!文字見てるだけでともちゃんの幸せが伝わってきます^^」
お互いの話をして、どんどん距離が近付く感じがした。話が深まっていくのはもちろん嬉しいし、むしろ大歓迎だ。しばらく間をおいて、ともちゃんからLINEが届く。いきなりド直球だった!
「としおさんも家族仲良いんですね(名前はLINE交換時にお互い伝え済み)。としおさんは、将来結婚するってなったとき、住む場所にこだわりはありますか?」
・・・一瞬固まってしまった。【結婚】というフレーズと【住む場所】というフレーズは、なかなか核心をついたものだ。でも真剣に考えているということだ、ここは誠意を持って返そう。
「そうですね、地元でやっていけたらと思っているよ。これまで家族に迷惑をかけてきたこともあって、これからは恩返しがしたいし、仕事も順調になってきたから。だからこっちに来てくれると嬉しいかな^^」
「そうなんですね・・・私もこだわりがあって、結婚は絶対〇〇市でしたいんです!やっぱり家族が大切で、両親やお姉ちゃんたちの近くにいたくて。ずっとここで育ってきたから。」
これは・・・強い想いが伝わってくる。自分も同じような気持ちだけに分かってしまう。いろいろ思考を巡らせるが、気持ちに嘘はつけなかった。