長い長い一日を終えて
帰りの道中は、なんとも言えない気持ちだった。期待していた結果にならず、どちらかというと暗い気持ち。結局モヤモヤしてしまうと思っての告白であったが、その結果がもっとモヤモヤしてしまうとはなんたる皮肉であろう。
まあでも、遅かれ早かれ伝えたいと思っていたことだし、いつまでも足踏みしているよりは良かったのかな、と自分に言い聞かせる。
しかし子供たちに会ったのは今日が初めて、ちょっと、いや、かなり勇み足だった感も否めない。もっと仲良くなって、デートを重ねた上で自然にいくのが良かったのかも・・・と、脳内ではたらればが繰り広げられていた。
そんなことを考えているとあっという間に家に着いてしまった。重い足取りで部屋に上がり、疲れ切った身体をソファーに投げ出す。幸い明日も休みだ。今日はさっさと寝ることにするか。
風呂の中でも今日のデートのことや今後のことを考えていたが、頭がボーっとしていて考えが上手くまとまらなかった。何かしら結論付けないと寝れないな・・・
デートは楽しかったし、子供たちとも仲良くなれた。ゆうちゃんに気持ちは伝えられたし、再来週にはデートの約束もできている。信じて返事を待つことにしよう!今日告白できたのは、できなくてモヤモヤしているより良かったよ、そう思うことができた。
布団に潜り込むと、あっという間に睡魔が襲ってきてすぐに夢の中に落ちていった・・・