帽子を買う
帽子屋へ入ると、専門店なだけあって種類が豊富で目移りしてしまう。キャップはいらなかったので、その他の種類でいろいろ試していった。
「これなんかどう?自分じゃ似合ってるかよく分かんなくて(汗)」
「そうですね~悪くはないと思いますが、こっちなんてどうでしょう?」
はたから見ればカップルに映っただろう。こうやってショッピングを楽しむのは新鮮で嬉しい。めぐちゃんも真剣に選んでくれるので、こっちも時間を忘れて帽子を選ぶことができた。種類も色も、満足できる帽子を選ぶことができて、本当に良かった!
この後もめぐちゃんの見たい雑貨を一緒に見たり、商業施設内をゆっくり見て回って堪能することができた。映画のことで感じた違和感はすっかり忘れてしまっている。楽しい時間はあっという間に過ぎ、外も暗くなってきたようだ。
「そろそろ帰ろっか?まだまだ帰り道時間かかるし。」
「そうですね・・・あの、良かったら晩御飯ご一緒しませんか?」
めぐちゃんに先に言われてしまった。よし、そうと決まれば晩御飯も一緒に食べてもっといろいろ話そう!そう意気込んで商業施設を後にする。