ゆうちゃんとカフェデート③
最初の内はお互いいつもやり取りしているように、当たり障りのない言葉を交わす。最近のこと、仕事のこと、日常のこと。やはりLINEでやり取りしているのとは違い、すぐさま反応が返ってきて表情が見られるのは嬉しかった。
「・・・そういえばとしおくんってどこの高校出身なんですか?」
「高校?俺は○○高校だよ。ゆうちゃんは?」
「わ~頭いいんですね。私は△△高校なんです。」
少し恥ずかしそうにゆうちゃんは答える。
「そうなんだ?でも出身高校なんて関係ないよ。」
田舎ということもあってか、こういう話題は一般的にもよく出るような気がする。そしてゆうちゃんの出身高校は、なんとめぐちゃんと同じだった!むしろそこに反応してしまいそうだった。世代も近いから知ってたりして(;^_^A
「としおくん部活は何やってたんですか?私はお恥ずかしながら帰宅部だったんですけど(苦笑)」
「一応軽音楽部だったよ。途中から幽霊部員だったから帰宅部みたいなもんだったよ(笑)」
「わはは一緒ですね(笑)でも軽音楽部ってイイですね~何の楽器やってたんですか?」
「ギターやってたよ。もうすっかり弾けなくなったけどね。」