楽しく乾杯
時間は19時、土曜日ということもあって人は多い。案内された個室は端っこのほうで、個人的には居心地良さそうで良かった。すっかり寒くなってきた季節、お互い格好はもはや冬のようだ。
「さすがに中は暖かいですね。」
そう言って今日も着用していた帽子と、上着を脱ぐめぐちゃん。帽子はトレードマークと言ってもいいだろう。今日のも似合っていた。
「じゃあとりあえず飲み物と適当に食べ物頼みますか!」
そうして頼んだのは、お互いチューハイだった。・・・いきなり日本酒や焼酎では悪酔いしそうだったので止めておいた。ビールは好きだけど他が飲めなくなる体質なので、これも止めておく。
しばらく話しているとすぐにチューハイがきたので、
「じゃあ、お疲れさまでした、乾杯!」
めぐちゃんもお酒好きだけあってグイッと飲む。これはお互い飲むことになりそうだ。お酒は好きだけどそんなに強くないから自重しなくては。
・・・お酒を飲み、食事をつまみながら、話はいつものラインの感じで進んでいく。お互いの仕事のこと、見ているアニメのこと、前回のデートのこと、時間を忘れて楽しく話をしていった。が、今回はこれで終わらせてはいけない。