さやさんへの想い、自分の想い
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そしてようやく地元へと辿り着いた。もう外はすっかり暗くなってきている。それから家に帰って寝るまでの間、連絡があったのは・・・ゆうちゃんとメイさんだけだった。
自分であんなことを考えていたのに、いざ連絡が無いとさやさんのことも気になってしまう。どうしたんだろうか?いつものように1日1通ペースで、また明日には連絡くるかな?
それともこちらの考えていたことや態度が、なんとなく伝わってしまったのかもしれない。確かに今回のデートで脈があるなら、普通は次の誘いとかそういったことを送るもんだよな。それがつば九郎って・・・自分で笑えてくる。
来週末はメイさんとのお見合いが決まっている。焦る気持ち、焦ってはいけないと自制する気持ち、様々な想いが交錯するが、自分の心に素直に従っていくしかない。そう思いつつも、いつしか婚活を早く終えたいという気持ちが先行していた。