天国と地獄
そんな朦朧とした意識の中、続きの文を読んでいく。
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「そうですよね、でしたら再来週の土曜日はいかがでしょうか?としおくんの都合も考えずごめんなさい💦また教えてくださいねm(__)m」
あれ!?一瞬何が何だか分からず、理解するのに少し時間がかかってしまったが、理解すると同時に天にも昇るような気持ちになった!良かった、早とちりし過ぎてしまった。こんな狼狽える姿を他人に見られてしまったら、さすがに恥ずかしい。
天国から地獄、そして地獄から天国へ舞い戻ってきたような気持ちで、とても気分が高揚していた。まあ勝手に自分の頭の中で繰り広げられていたことではあるが・・・すぐに返信はせず、残り時間のカラオケを気分良く楽しんだ。
ホント単純だな。こんなことで一喜一憂している自分が恥ずかしくもあり、それでも止められない、なんなんだろう恋愛って。
心の有り様で、他事の見え方も随分と変わってくる。心が安定していることって本当に大切だな~と痛感しつつも、かといって一人で生きる勇気もない。
そんなことをあれこれ考えつつ、店を後にしてからゆうちゃんに返信した。
「再来週の土曜日、大丈夫だよ。楽しみにしてるね^^ 行きたい場所は決まったかな?ぼちぼち決めていけるといいね。」