ゆうちゃん&子供たちと遊園地デート⑮
高所はやはり風が強く、最高地点から下を見るのはなかなかの度胸がいった。ひなたくんはバイキングが好きだったこともあり全然平気そうだ。下を覗くとゆうちゃん達がこちらを見ている。
手を振ると振り返してくれたが、これどこかで見た光景だな(笑)そう、バイキングのときと一緒だ。ひなたくんも興奮した様子で高所作業車を堪能し、非常に満足のいく体験ができたようだったが、これは初体験だった私も楽しかった。
「お疲れさまでした。高かったでしょう?ひなたも大丈夫だった?」
「全然平気だよ。もっと乗ってたかった~」
「思ったより高くてびっくりしたよ。一通り遊べたけど、他に行きたいところある?」
「そうですね、私も堪能できました。時間も時間ですし、そろそろ帰りましょうか?」
子供たちも満足したようで、「もっと遊びたい!」とは言わなかった。ここまで数時間かかるところだったので、帰る頃には真っ暗になるだろう。
「ゆうちゃん運転大丈夫?良かったら運転するよ?」
「いえ、大丈夫です。のんびり帰りましょう!」
そうして4人は車へと乗り込んだ。楽しかった遊園地もあっという間に終わってしまったな。そう思うと少し寂しい気持ちと、ゆうちゃんや子供たちとの距離は縮められたのかな?という不安が胸をよぎる。
楽しかったけど、何かこう、結果を得たい。今回会えたのも約1ヵ月ぶり。次会えるのは?そう考えると焦りの気持ちがふつふつと湧いてくるのだった。