ゆうちゃん&子供たちと遊園地デート⑦
そんな一抹の不安を感じながらも、バイキングはその揺れ幅を少しずつ大きくしていく。肝心の子供たちは・・・
「うわ~!うお~!」
めっちゃくちゃ楽しんでいた(笑)
こちらの不安など杞憂だったな、そう思うと安心して、こちらも久々のアトラクションを満喫できた。とはいえ結構激しいな、バイキング。前後に揺さぶられるので、特に後方へ落下していくときは何とも言えない気分になった。
そしてまた揺れ幅が少しずつ小さくなっていき、船は止まる。ゆうちゃんは苦手なのか少し疲れた様子に見えた。
「結構スリルありましたね、私ちょっと疲れました💦」
「ホントだね~思ったよりも激しかったよ。ちょっと休む?」
そう提案したところ、お兄ちゃんのひなたくんが、
「え~!もっと乗ろうよ~。お願い!」
そうせがんできた。さすが子供、体力はもちろんのこと、楽しいことは何回でもやりたがる。一方で弟のれんくんはちょっと怖かったのか、ゆうちゃんのところへ行ってくっついていた。
「でもママ疲れちゃったよ。ちょっと休も?」
「まだ1回しか乗ってないよ~」
どちらの気持ちも分かる。となれば、
「じゃあ一緒に乗ろうよ?ゆうちゃん、2人で乗ってくるね。」
「え?いいんですか?助かります!じゃあ私たちはあそこのベンチに座ってますね。よろしくお願いします。」
「やったー!としおくん、早く行こうよ!」
そう言ってひなたくんに手を引っ張られて、再びバイキングへと乗り込むことになった。今度は敢えて後ろのほうへ座って、もっとスリルを楽しむ。